バトルオブオメガ発売から2週間。ある程度デッキの研究も進み、環境の王者は黄か? 緑か? と騒がれている中、2021年3月7日(日)にオンラインでCS大会「夏希杯 〜バトル オブ オメガ〜」が開催された。
大方の予想を裏切り、決勝の舞台に上がったのは……
なんとなんと……
「ST1-11 SR ウォーグレイモン」を切り札にしたワンショット赤オメガと、「ST2-11 SR メタルガルルモン」を切り札にしたワンショット青オメガだった!!!
※ワンショットキルとは
対戦相手に1ターンで致死量のダメージを与え勝利すること
今回のブログでは、見事優勝したイソップ(@ganntannku7803)氏の「赤オメガ:一撃の型」について、デッキレシピ、メインプラン、各カードの採用理由など深堀して紹介します。
私、実はニューエボリューション環境の頃からイソップ氏の構築ジャンキーでして……!
彼の魅力は周りが「青だ!黄だ!緑だ!紫だ!」言ってても「いや!?赤だが?」で勝っちまうところ! 黄ウォグレに浮気することもあったけどね! それと声がエエ。エエ声。以前開催されたオンラインイベントでは青山ひかるさん(@hikaru06kon)に「エエ声」と言われていて嫉妬しましたね。
主人公思考がとっても好(ハオ)! 今回の赤オメガも勇者と勇気モリモリって感じで好(ハオ)好(ハオ)の好(ハオ)ですわ。ここらへんは余談なのでスキップしてください。
もくじ
デッキレシピ
ガチ度:
Lv.2:4枚
- ST1-01 U コロモン ×4
Lv.3:13枚
- BT1-009 C モノドラモン ×2
- ST1-03 U アグモン ×3
- BT5-007 C アグモン ×4
- BT5-009 U シャウトモン ×4
Lv.4:11枚
- BT1-019 C ダークティラノモン ×3
- ST1-07 U グレイモン ×4
- BT5-012 C モノクロモン ×4
Lv.5:10枚
- BT1-114 SEC・P メタルグレイモン ×1
- BT2-016 C ラヴォガリータモン ×1
- BT5-014 R オメガシャウトモン ×4
- BT5-015 R メタルグレイモン:アルタラウスモード ×4
Lv.6:8枚
- ST1-11 SR ウォーグレイモン ×4
- BT5-016 R ウォーグレイモン ×2
- BT5-019 SR・P シャウトモンDX ×2
Lv.7:4枚
テイマー:3枚
- BT1-085 R 八神太一 ×3
オプション:1枚
- BT1-090 C グラビティプレス ×1
Lv.3が13枚、テイマー3枚、オプション1枚とかシャープでスマートでエッジが過ぎんだろ……!
デッキ解説
メインプラン
目指すゴールは2つ。
1つ目は、進化元を盛りに盛った「ST1-11 SR ウォーグレイモン」でセキュリティを一掃し、「BT5-086 SR・P オメガモン」「BT5-019 SR・P シャウトモンDX」で止めの一撃を加えるパターン
2つ目は、「ST1-07 U グレイモン」「BT1-085 R 八神太一」で強化した「BT5-016 R ウォーグレイモン」で、ブロッカーを除去しながらセキュリティを削り、「BT5-086 SR・P オメガモン」「BT5-019 SR・P シャウトモンDX」で止めの一撃を加えるパターン
序盤は、バトルエリアに登場させた「BT1-009 C モノドラモン」「BT5-007 C アグモン」「BT5-009 U シャウトモン」でセキュリティを1~2枚削り、機を見て一発で殴り抜けるのがメインプラン。
Lv.2はコロモン4枚
決めにかかった時のセキュリティバトルで、デジモンが消滅してしまうと負けるので、最低でもDPはオメガモン(BT5)、カオスモン:ヴァロドゥルアーム(BT4)を越せる15000以上欲しい、目指すは16000以上……!
なので、DPを確実に上げられる「ST1-01 U コロモン」を採用。
フィニッシャーをバトルエリアに何体もだすデッキではないので、5枚目のデジタマは不採用。
ギギモンだと相手のトラッシュが肥えてない危険性があるからね、コロモンに絞り確実性を高めている。
Lv.3は13枚。15枚なくて大丈夫?
「一撃で決めるならLv.3は1枚引ければ良いかなとw」とのこと。
まあ13枚でも、初手確率は先手で79%、後手なら85%あるもんね。
ブロッカーは最低限に抑えて、グレイモンで矛を研ぎ澄ます
守りに入る状況になったらどっちにしろ負け! なので、ブロッカーは最低限の4枚に留め「ST1-07 U グレイモン」を4枚フル採用。
「BT5-086 SR・P オメガモン」「BT5-019 SR・P シャウトモンDX」で確実にゲームを〆るために、前段階でセキュリティを0枚にする手段を増やしている。
メタルグレイモン:アルタラウスモードで進化元の枚数をかさ増し
「BT5-015 R メタルグレイモン:アルタラウスモード」を4枚フル採用。採用理由は下記4点。
- 黄のロードナイトモン、緑のアルゴモン・太刀川ミミによる横展開をケア
- Lv.5からお手軽1コスト進化できるので、進化元をかさ増ししやすく、「ST1-11 SR ウォーグレイモン」の強化に最適
- ウォーグレイモンがセキュリティバトルで消滅したら全て台無しなので、1枚でDP+2000できるメタルグレイモン:アルタラウスモードは必須級。コロモンの進化元効果と合わせてDP15000を担保できる
- 進化コスト3のデジモンが多いので、「BT1-085 R 八神太一」が登場している状態で、1コス返ししやすくなる
シャウトモンDXは5-6枚目のオメガモン
「BT5-019 SR・P シャウトモンDX」は2枚採用。
BT5-019 SR・P シャウトモンDXは進化してアタックしても、相手ターンに移行してしまうため、そのままオメガモンやシャウトモンDXを乗せて勝つ流れができず、DP12000でレストしているとすぐに除去されてしまう。
なので、進撃効果よりDP5000以下のブロッカー除去と、5~6枚目のオメガモンの役割をさせる目的で採用。
進撃はアタック終わりのレスト状態がひじょ~に弱い。
ロードナイトモンのアタックチャンスを作ったり、スラッシュエンジェモンなどのDPマイナスを絡めたアタックで除去されたり、緑にアタックやバウンスで好き放題されたりと踏んだり蹴ったりされてしまう弱点があった。
しかし、進撃の本質は”ゲームを1ターン早く終わらせられる”ところにある、その強みを最大限活かす使い方をしている。
ピン差しカードの意図
「BT2-016 C ラヴォガリータモン」は、「気がついたら1枚だった、元々は2枚だったけど調整しているうちに抜けてた」とのこと。
メタルグレイモン:アルタラウスモードを複数枚展開できる上振れ時に重宝するそうで、ラヴォガリータモン進化から、メタルグレイモン:アルタラウスモード×2でウォーグレイモンのセキュリティアタックを更に+1しながら、DPを+4000するんだそう。
「BT1-114 SEC・P メタルグレイモン」は「BT5-019 SR・P シャウトモンDX」で進化元に加えられれば強いけど、邪魔な場面も多いので1枚のみ採用。
セキュリティアタックの成功率を爆上げする。
「BT1-090 C グラビティプレス」は、試合が長引いたときにあればいいし、すんなり勝てる時は勝てるので最悪なくても良い枠なので1枚のみ採用。
苦手な相手・デッキの弱点
「一番怖いのは、やっぱりブロッカーの多いデッキですね。単純に止まるので」とのこと。
ここは後程紹介する2位のぐぅ氏も同意見。
まず、オメガモン・シャウトモンDXで締めに行く前の下級アタックでセキュリティを削れなくなる。結果、決めのタイミングが後ろにずれてしまい、1度のアタックで勝ちきれなくなる可能性が高い。
まあ~「ブロッカーの多いデッキ」ってなんやねん、言葉足らずかよって感じですけど、「グレイトレジェンド環境の緑」とかブロッカーが10枚以上採用されていて、守りも硬いのに矛もバチクソに強い! ってデッキでしたよね、そういうやつってわけですね。
「黒でとにかくブロッカーがたくさん入ってる!それだけ!」というのは攻めが遅いのでパワー勝ちできてしまう、なので、ただただブロッカーが多いものが怖いわけではないみたいです。
「序盤にブロッカーを立てる機会が少ない」という環境読みの上で作られたデッキなので、今後の環境でもこのデッキが強いとは言い切れないが、進撃デジモンを最大限活かすのに参考になるデッキかと。
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