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デジモンカードエクストリーム大会レポート(75)「ねだるな 勝ち取れ さすれば与えられん(前編:大会に向けてのデッキ選定・試行錯誤・調整編)」

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デジモンカードエクストリーム大会レポート(75)「ねだるな 勝ち取れ さすれば与えられん(前編:大会に向けてのデッキ選定・試行錯誤・調整編)」

2022/2/27に開催され、招待選手として参加させていただいた竜人祭の参加レポート

【竜人祭とは!? ↓↓↓概要↓↓↓】

竜人祭!チャレンジカップ優勝景品「ウォーグレイモン」を所有せしものの祭典、2/26 オンラインDiscordサーバにて開催!!!

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長いーーーーーーー

長い戦(いくさ)だった。そして、ここに至るまでも非常に長い道のりであった……長い道のりだったので大会レポート史上初の「前編」を提示したい。

ほんとは全部書ききりたいのだが、私は本業が期末を迎えており、自己課題で資格を2つほど取得する目的を抱えているがどちらも未着手なのでうまい言い訳を考えることにも時間を使わなければならないのだ。

フフ、俺が仕事をしていることに驚いたかい? するさ……仕事くらいするさ。

もう正直大会レポートと言う名のただの雑記なので何編になろうがどうだろうがどうでもよくなっていると思うが、そんなこんなでまず前編「前編:大会に向けてのデッキ選定・試行錯誤・調整編」をお送りする

あれは2021年12月16日のことだった……。

2021年12月16日

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2021年12月16日(木)

デジタルハザードのリストは未公開が残すところ3枚となっており「リスト公開前日! 今夜遂に最後のSEC枠、クリムゾンモードが公開か!?」と全国に10000000000000000000000000億人いるデュークモンクリムゾンモードファンが浮足立ちまくり

Twitterでは「浮足立ちまくり」がトレンドの1位を獲得したほどだった(嘘)

かく言う私はデュークモンクリムゾンモードに目がなく、あれは遡ること20年前……過去辺からさらに過去辺にはいる尾田栄一郎も助走をつけながら切れるレベルの引き延ばしムーブをブチかますところだったが、これではワンピースもとい竜人祭のお話にはいるまで1,000話費やすことになりそうなので

俺のデュークモンクリムゾンモードに対する思いに興味がある変態はこちらの記事を後ほど読んで欲しい。

デュークモンクリムゾンモード
デュークモンクリムゾンモードまとめ

もくじ1 概要2 旧デジタルモンスターカ ...

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とにかく私は朝から妻に「今日はね! デュークモンクリムゾンモードが公開されるんだよ!」と告げるなど長谷川まさのりも俺に道を譲るであろうほどにウキウキまさのりだった

ニューヒーロー発売後からどれだけこの日を待ちわびただろうか、「デュークモンクリムゾンモードがでたらフルパラで揃えるんだ!」とせっせとお小遣いを10万円程確保するなどもしたし、ベルゼブモンブラストモードのことを思い出し「自分で確保したお金はベルゼに使ってクリスマスプレゼントはデュークモンクリムゾンモードがいいな!」などとやり取りするなどした。

とにかく俺は貴重なプレゼントタイムをデュークモンクリムゾンモードにあてようとしていた、一般家庭の感覚とは大分かけ離れているが、ツッマもここまできたら一番喜ぶものはなんなのか理解しているので「あなたが幸せならそうするわ……」とお手上げ状態だ。

そして20時に公開されたのがこちらのデュークモンクリムゾンモード

俺は体調を崩し、ヘルペスを発症させ、4日間寝込んだ。

「期待」と言う名の「呪い」

クリスマスプレゼントの件は白紙とした。

勿論このデュークモンクリムゾンモードが好きな人もいるだろう、俺だって好きか嫌いかで言えば勿論好きだ、イラストや色味は最高だ、だからと言ってそれが俺が体調を崩さず、全肯定派閥に肩入れする理由になるだろうか?

俺は常に「偏った人間」でいたいと思う。

「偏り」と「不変」が俺のアイデンティティであり、芯であり、人生のテーマだ。スピード0、1000万パワーが理想のステータス。

食べ放題にいったら野菜を喰わず肉だけ食いたい、ミックスベジタブルからコーンとグリンピースだけつまんで食べたい、猫と犬がいたら猫だけ愛でたい、全てを愛し、全てを救う「博愛」の役割はガンディーや、キング牧師、ヘレンケラー、マザーテレサに任せて生きてきた、自分の感情に素直に生きてきた弊害は俺の体に不調をもたらした。

端的に言えば2弾のSECかと錯覚した。

この体調不良はシャレでも冗談でもなくガチガチのガチで「明らかに元気ないけど大丈夫?」と妻に心配されるほどだった

期待しすぎていたのだ、俺の中でデュークモンクリムゾンモードはハイブリ環境を終わらすスーパーカードで、「進化時にLvを持たないカードを全て消滅させる」くらいエグイ能力を持っている(テイマーもメモブもデ・リーパーも全滅や!)と期待してしまったのだ。

「期待は呪い」30余年生きてきた中で身を滅ぼしかねないほど味わってきたはずだったが、俺はまたしても俺を律することができなかった。

そんな絶望に差し込む一筋の光が、そう「Xレコード」だった。

「X抗体はデジモンのラグナロク」と言われており、「X抗体=人気ない=でも公式は大人気と錯覚している=デジモン終焉」という風潮がデジモン古参ファンの中にはある

実際か事実かは知らんが、旧デジカはX抗体デジモンが登場してから先細りサービスが終了したという、根拠はないがなんとなくそんな気がするという空気はあった。

ウダウダ言っている内にあっという間に公開された1枚目のSRが

これは……期待できるぞ!!!!!!! このX抗体パックはデジモン史上初、デジモンに良い影響だけを与えるX抗体になるだろうと確信した

そしてこのデュークモンX抗体、正直に言おう「デュークモンクリムゾンモードより強い

どう考えてもLv.6のデュークモンX抗体の方がLv.7であり最終形態のデュークモンクリムゾンモードより強いのだ。

俺の気持ちは上を向き、脳をフル回転させ、一つの真理にたどり着いた

「死(デクス)」と言う名の救済

俺はデュークモンクリムゾンモード大好きマンだが、デクス系統大好きマンでもあったのだ

勿論アルファモン系統も好きだが、デクス系統の煌びやかな紫+クリア黄緑感はド・ストライクなのだ

ストックしたクリスマスプレゼントの件はデクスモンにあてると決め込み、その後正式にオファーをさせていただくなどして俺は”デクスモンを手に入れる”その日を待ちわびた

1月中盤か2月の頭には竜人祭へ招待選手枠で参加してほしいとぐぅ(@guustudio)からオファーをいただいていたので、竜人祭にはデクスモンで参戦すると決め込んでいた。

しかしデクス・ドルゴラ系統を軸に据えた順当デクスモンには問題があった……。

それが

現環境のTier1キツすぎね問題

キシ・カン(1865~1921)

キシ・カン(1865~1921)

キシ・カン(1865~1921)

トラッシュ進化プランより、ドルゴラモンで複数枚チェック+下級除去からデクスドルゴラモンに着地し、除去で盤面に触れ、弱体化した盤面に消滅時効果でプレッシャーをかけ、中途半端に反撃しようものならトラッシュからのデクス登場で詰みの盤面を作る

これがリスト公開後に想定したデクスの強い動きだった

しかし、環境デッキはそれぞれ解答を有していた、青ハイはマグナガルルモンでバウンス、黒ウォは退化させてメタグレパンチ、アーマーシャッコウはファイターでバウンス、黄ハイはオウリュウモン不在のX抗体など怖くないと安全圏からの除去連打……

加えてデクス名称を墓地に貯めるのが想像以上に遅く、デッキパワー的にはTier2~2.5くらいか……が最初の評価だった

しかし、俺はデクスモンに謎の既視感を覚えていた……なんだろう……デクスモン……何かに……何かに似ている……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ん……? なにか……? 見える……

 

 

 

 

 

 

 

 

ス…

 

 

 

 

 

 

 

 

んん!?

 

 

 

 

 

 

 

 

ス~~~~

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

あ~~~~~~~!

 

 

 

 

 

 

 

スパマス「おひさ~~~💛青山杯ぶり~~~~!!!!」

スパイラルマスカレード

スパイラルマスカレードたそ~~~~~~💛💛💛

 

 

 

 

 

 

 

 

キュインキュイン!

キュイイイイ~~~~~~~~~~イン~~~~~~!!!!!!!!!!!!

影山ヒロノブ「使命だァ~~~かァ~~~らァァァァァァァッッッッッ~~~~!」

マスカレードと重なった瞬間全ての歯車がガッチャンコ!

よーするにデクスモンは0~8コストでブっ放せて、大・小型関係なく干渉し、ぶっ放した後は焦土作戦を行い続け15000の最強DPで殴り続ける最強兵器なのだ。

俺の体感としてはスサノオモン並みに強いカードだと思えた、スサノオモンは出た瞬間に一発で詰みとする「百錬自得の極み」ならば

デクスモンは勝ちの状態を作り数手後に敗北へ誘う「才気煥発の極み」だろう。デクスモンの強さについてはまた別の機会に書き綴りたいが、とにかくそんな感じだ。

「ちょいちょい出てくるテニプリネタがわからない?」それはお前の落ち度だろ、テニスの王子様を読め。

でじのげんtri. 7章「鱗」

使うと決めてたし買ってもらう、そしてメインプランは決まった、デクスモンで心は決まっていたが、プロキシ作成にとりかかれていなかったのと、脳内シミュレーターを繰り返している内に「やっぱパワー足らなくね?」となっていっており

「や……やっぱウォグレ使おうかな……」と日和って行っていた。妻からの愛の結晶であるデクスモンを使いたいのは勿論だが、俺は男の子なので大きな舞台で勝って目立ちたかったのだ、敗けたくない、そんな気持ちが一瞬、妻への愛に勝った

だって環境の中心はウォグレ・ガイオウ・メタガル・アルファになると予測してて、緻密・金剛が乱発される予感があった。2月23日やっと作成したプロキシではガイオウ、メタガル、X抗体には手ごたえがあったが、ガイオウはST1グレイモン不採用型で、ここにそれが入るだけで負ける感覚があった

そして2月25日にXレコード入手後対戦したウォーグレイモンX抗体は最悪だった。想像以上に相性が悪い。

まず黄ハイのキーカード「タケル」と「泉」がウォグレの効果でメモリーを動かしてしまう、そして超パワー、これまでは「ブレスオブワイバーンでなんとかなるやろw」だったが16000~20000の超パワーで殴りかかってくるのだ、どうしようもない

元々はマザーデリーパー型の黄ハイにデクスモンを採用する想定だったが、全くお話にならないことに私は2月25日12:00に気が付いたのだ。

「ど……どうしよう……」半べそ状態で天を仰ぐ

「どうにかなれ~~~~!!!!」

もうどうにかなっちまえよ、そんな思いでメイン除去に選んだのが「カオスディグレイド」

効果消滅もしねえ、DPマイナスでもけせねえならセキュリティに置くしかねえ。正直こんなもんで一旦凌いでも矛性能が高すぎるのでどうにもならない読みだった、実際、その後幼馴染に俺が作ったウォグレを使わせ3戦ほどしたが、メタルグレイモンX抗体を2枚採用し忘れたにも関わらずボッコボコのボコ。

「俺の竜人祭は終わりだ……」そう思った。

更にその後参加した娯楽屋のテイマーバトルでも現実を突きつけられた、2回戦に対戦したもなか氏のウォグレXの圧倒的矛性能の前に「キャン!」と子犬のように泣くことしかできず、みじめな姿をさらした。その後フリーを挑むも結果は変わらず「不可能」の3文字を植え付けられた。

幸いにも1、3、4戦と勝利し、勝ち越したものの、圧倒的無理対面がいるのだから無理だろう……そこに転機が。

ヒロさん「お前の盤面! アホみたいにテイマー並んでるのにメモリー3確保するしかできねえなぁ!!!!」

「目から鱗」とはこのこと、目から鱗の濁流。この時流れた鱗から秦基博は名曲「鱗」の構想を得たらしい。

そう、テイマーを並べること自体は容易なのだ、ならこれダブルテイマーガン積すればいいじゃん! タケル+ダブルテイマー4枚で毎ターン7スタートじゃん!!!! 除去撃っても譲渡メモリー最小でターン返せるじゃん!!!!!!!!

俺は至った。

自宅に戻り、グイっと敗北の苦渋と共に酒を流し込んだ、もなかさんに受けた屈辱を忘れられず一人回しを始めるが24時頃抗えぬ睡魔に襲われ寝落ち、3:30に目が覚め対ウォグレXとの一人回しを徹底的に行った。そして……本番を迎えた(ここまで5327文字)

ちなみに大会の様子はこちらでアーカイブがまとめられている

竜人祭:アーカイブ

リアルタイムでハイクオリティ動画を作成し続け、終了からたった数分でまとめた優秀すぎる運営のめぐ氏(@mochimon_meg)にスペシャルなサンクスとビッグなラブ&ピースを捧げたい

後半へ続く(準備中)

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