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デジモンカードエクストリーム大会レポート(1)「対峙する者全てを不幸にする皇帝竜」

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デジモンカードエクストリーム大会レポート(1)「対峙する者全てを不幸にする皇帝竜」

4月から勤務形態が変わりました。それで毎日デジカの大会に参加できるようになりました。体力と人生の優先順位全無視する前提であれば。

折角の貴重な経験、可能な限り「大会レポート」を残そうかと。

3月27日はチェルモのテイマーバトル

グランクワガーモン

3月27日まで巻き戻ります。思い出す……。二週間前を。

この日は、勤務時間変更直前で最後の土日休み。翌日に大型CS「ぐぅデジ杯」を控えていたので「今日はテイマーバトルで(自らを)シバキ倒し、英気を養う」と気合十分。

この日の仕上がりが、翌日にダイレクト反映されるわけですから手が抜けません。

アンチが多い僕は一人で出歩くのが怖い。なので”超”大型ボディーガード「OZさん(@s60145016_oz)(身長185㎝、体脂肪率15%前後、体重90㎏、元ラガーメン)」と秋葉入り。OZさんは鹿くらいならワンパンですし、ダンプカーには勝てるので、武装したアンチに襲われるようなことがあっても大丈夫、小指で倒せます。安心ですね。

1周年記念プロモ配布開始翌日なので、まずは秋葉を回遊。久しぶりの秋葉原に胸は高鳴りっぱなし。

私はパーソナルスペースに人が入ってくると体が勝手に反応し、構えてしまうのですが、コロナ篭りで増えに増えたウェイトが動きを鈍らせているのを実感。「武装したアンチに今ここで攻められたらマズい!」そんな場面が3~4回あったので、OZさんをできるだけ死角に置くようにして歩きました。

OZさんは、熱心に「パルモン」をかき集めていたので「ジャミンググランクワガーモン使うんだろうな~(大会で)当たりたくねぇな~」と思いました。

開始1時間前に会場入り

チェルモ

気合1,000%すぎる僕達は調整も抜かりません。1時間前に会場入り。

戦いの舞台は秋葉原の老舗「チェルモ」。

チェルモは平成初期から続く「知る人ぞ知る」名店。個人的推しポイントは”超攻撃型”店長。ま~ァ激しい激しい、激烈とはこのことよ。

最近あまり見かけませんが、昔は早い時間に行くと店長の”激しさ”をみれて、私の秋葉勤務時代はそれを見るためだけにトイレ休憩で抜けだしたりしていました。

同日開催されていたポケカ大会の参加者の多さに”格の違い”を感じながら調整スタート。この日の私が選んだデッキは「インペリアルドラモン」

話が飛びます。私のデジカの実力は、モゴモゴ濁して説明すると「アルティメットパワー環境まではそこそこ強かった」って感じです。

当時は、地道に進化を重ね、「オメガモン」で相手の起こりを消し去る「青オメガ」が肌に馴染んでいて、おかげで、そこそこ勝ててました。

しかし「ユニオンインパクト環境」で状況は一変。究極のアタオカ(頭おかしい)パワーブッ壊れカード「秘めたる力の発現!!」と「ケレスモン」が半年積み上げた「デジカ感」を全て吹き飛ばした。パワーが高すぎて先に引いてブッ放した奴が勝つんじゃァ〜!

秘めたる力の発現!!

負けじと「ケレスモン」デッキを2つ用意し、右手と左手を一生懸命戦わせ鍛錬しましたが、そうこうしている間に、「紫アグロ」「デジバメタガル」「ヘラクルニーズ」と新デッキがバンバン登場し、ついて行けずうなだれていると、勝率が5割ぴったくらいに落ちこんでいました。

そんなこんな半年近くまともに勝てない状況で「何使っても微妙やから、Tier1食えるデッキならなんでもいいよ」状態だったわけ。しかし、前日に「ぐぅさん(@guustudio)」が「インペリアルドラモン」で全勝しやがった。

翌日のぐぅデジ杯はチーム内で使えるカードに制限があり、赤・黄・緑・オメガモン系統が一切使えない私は「これしかない!」と思ったわけ。

「インペリアルドラモン」と「ウォーグレイモン」が嫌いな男の子はいない。しかも「ワンショット」型、相手がどんなデッキでも、パーツがそろえば理不尽できるので、環境読みもクソもねェ! 勝率クソ低下野郎の僕にぴったりだと思いデッキを用意!

強いよジャミンググランクワガーモン

パルモン

「インペリアルドラモンデッキは強い、なぜなら前日ぐうさんが全勝しているから」と、他人の威を借り自信で満ち満ちていました。が、対OZフリーは、まさかの0-5

クソ弱ェ~~~!

インぺよえ~! 全然思い通り動かないじゃん、おっそ!

「ロゼモン」でセキュリティアタックプラスして、「パルモン」でジャミングついた「テリアモン教授」にばっこんばっこんにセキュリティつぶされて、手も足もでねぇ、セキュリティから「ハンマースパーク」もでねぇ、こっちよりあっちが断然早え。

その場で、僕もジャミンググランクワガーモンデッキを組もうとしましたが、時間切れ。大会開始時間です。

ちらっと周りを見渡すとCS大会で決勝トーナメントに名を連ねる強豪がひしめいていました。

あ~今日も一日勝率を下げて終わるんだな~俺にとってデジモンカードはもう、競うものではなく、ただただ悠久の時を共にし、今を感じるためのツールなのだなとしみじみ思いました。

1回戦 VS ヘクセ・アルフォースデッキ

なんとトーナメント形式とのこと。せっかく久しぶりの大会にも関わらず、最短数分で帰宅があり得る最悪のシチュエーション。

1回戦の相手は優しい雰囲気のお兄さん。デジモンカードで油断できないのはこういう優しい雰囲気の人に限って赤とか紫みたいな激しいデッキで攻め立ててくるところ、油断は一切できねぇってばよ。

お兄さんのデッキは青! 奇しくも同じ構えか? 初手はLv.3進化から「空&丈」でターンエンド。「お? そっちの型かどうやらヘクセブラウモン色が濃厚、いきなりワンショットされるようなことはなさそうだ、ホッと一息。

一人回しで退化した俺の脳は「ケア」を怠る悪癖があるのだが、この日は「まだ帰りたくない」が強く、冴えていた……!

常に進化元を含むデジモンをフロントに置き、+2の恩恵を受けさせず、Lv.5が引き込めない事故に付けこみながらLv.3でチネチネ削ってWin!

お兄さんの優しさをむさぼり食らうことになった。お兄さんは「Twitterフォローしています!」と優しく語りかけてくれたので絶対にいい人だと思う。俺のアンチとは大違いだよ。

2回戦 VS OZさん(ロードナイトモン)

ロードナイトモン

なんてことでしょう。2回戦の相手はこの日ボディーガードとして同行させたOZさん。

OZさんには試合前に5連敗しているわけで、完全に魂が屈服していた。頭の中は「どう勝つ?」ではなく、「18時から飲み会だからそこまでの2時間どう潰すかな~」で一杯おそらく結果は完敗気分はもう乾杯ってか〜???

試合が始まる、何やらOZさんの顔色が悪い。

「弱い……。」どうやら事故に近い手札のよう。でもOZさん、デジモンカードに弱いとか言っちゃだめだよ、みんな違ってみんな強い子、それがデジモンカード。俺は何を引いても強いしか言わないからね。

またもや事故に付けこみ怒涛のアグロムーブ。俺は本番に強い子なんだよ! 最後は「ハンマースパーク」でメモリ+から「エクスブイモン」で「ゴリモン」を起こしてドツキ回してちゃんとプレイングして勝ち! やりゃあできんだよ俺はァ!!!

3回戦 VS 優しすぎるお兄さんの緑

ハンマースパーク

運よく3回戦まで来たが流石にここで終わりだろう……そんな予感があった。

何故って相手は緑! 何を隠そう、インペリアルドラモンデッキはとにかく緑に弱いのだ。事実、大会前は緑に5連敗している。何をしても殴り抜けられない、何をされてもキツイ。それが緑。

対戦相手のお兄さんは綺麗な顔つきで優しい声色。俺とは大違いだね! プレイは、まあ~丁寧丁寧、一回一回丁寧に処理してくれる! そこは俺と一緒だね。

あれよあれよと追いつめられる俺、直撃する「ニーズヘッグモン」できたのは命からがらセキュリティを2枚削ることだけ……。

「負け……ました! ありがとうございます!」と宣言するとお兄さんが一言「まだわからないですよ! セキュリティからハンマースパークが捲れて、次のターンに4回攻撃できれば勝てますよ!」と……!

そんな……! ことが……! 起きるか……!!!! 起きるわけがねーだろッッッ!

だがしかし、うむ、たしかにそうかもしれん! それにお兄さんのご好意、無下にはできない。

俺「わかりました! では……。試合を続けましょう!」

お兄さん「はい! ではセキュリティチェックです!」

俺「ハンマースパークです」

思い返せば神様はいつだって俺の味方だった。人生を振り返るともし神様が敵だったら死んでたということが3~4回はある。そう神様は俺の味方なのだ。神の小粋なギフトが炸裂、優しすぎるお兄さんはその優しさで身を滅ぼしたのだ。

お兄さん「まあ……! まだわかりませんよね! ターンどうぞ」

俺「ハンスパ、ハンスパ、パイルアタック、インぺ進化、インぺアタック、インぺアタック、オメガモーーーーーーーーーーーン!」

怒涛の主人公ムーブ。4回攻撃でお兄さんを優しさごと粉砕した私は4回戦に駒を進めた。

4回戦 VS 俺を本名で呼ぶ男の緑

セントガルゴモン

4回戦は俺を本名で呼ぶ男だった。この男はあるデジカLINEグループにより距離が近いのだ、そのため俺のことを本名で呼ぶのだ。

見知らぬ者共が犇めく会場で本名を呼び続けるのだ、こいつはきっとアンチに違いない。いつかブン殴る予定だ。

またまた話は飛びます。人には「匂い」「雰囲気」みたいなものがあると思う。

「強者」「弱者」などその人の力量を示す匂いとか、雰囲気みたいな、曖昧な「何か」。俺センサーはその類を感じ取る、この男もまた「強者」の「雰囲気」をまとっていた、24人参加のトーナメントで4回戦までくるのだ、紛れもない強者なのだろう。

しかし、同時に、どことなく纏っている「俺に負けるやつ」のオーラを。

ある。昔からこの感覚はある。「この人は強いんだろうけど、多分俺と相性が悪いんだろうな~」という謎の感覚。この男は”それ”を放っていた。

デッキは緑なので苦手対面だけど、「多分事故るんだろうな~」と謎の確信があった、案の定事故っていた。

据え膳食わぬは男の恥ーーー。

19歳の時から、眼前にある”おいしい状況”はなりふり構わずむしゃぶり尽くす男だった。

勿論この対戦も例外ではない。セキュリティがなくなっても止まらない、見せしめにも近い怒涛の8連撃でG.G(グッドゲーム)距離が近いからこそ許されるゲーム外の連撃だった。

決勝戦 VS 会ってみたかったTwitterFFの黄

セイレーンモン

この日は運が良すぎた……。事故事故相手の優しさ事故と神様が俺に勝てと言っている日なのだろう、もう気持ちの上は無敵、脳内ではマリオの無敵BGMが流れっぱなしだった。

対戦相手は以前から会ってみたかったTwitterFFの強豪。ルーチェモンのサプライが光ってたぜ。でも今日の俺は無敵スターで光っている。発光合戦、瞬間最大風速ワット数なら負けねえ! 案の定相手は初手事故、セイレーンモンスタート。

しかしこのセイレーンモン、実は超危険なのは周知の事実。まずこちらには除去がないので、能動的に盤面から消せない、生き残れば絶光衝を絡めて「ウォーグレイモン」「ロードナイトモン」に発展すれば、一瞬で戦況はひっくり返るし、油断してバトルエリアに推進すれば「スラッシュエンジェモン」の餌食だ。流石は強者、サラッと最善手を打ち込んでくる。

どうすれば……。自問自答の末算出された答えは簡単なこと、こちらも冷静に最善手を打ち続ければいいのです。

丁寧に1返ししながら、デジモンを後ろで育てられるだけ育てて、焼かれても怖くないところで前に移しながらセキュリティチェックして、イイ感じのところでインペリアルドラモンをゲームに絡めて勝利!

結果!

優・勝!

やりました~~~~! 久々の実績! この日の酒はうまかった!

酒屋でMVPのインペリアルドラモンと景品のキメラモンとパシャリ! 楽しいぜデジモンカード! こういうと謎の軍勢「あなたが楽しんだ分地球上のどこかで悲しむ人が勢」が現れるのですが、生きるは弱肉強食なので仕方ないと思います。俺の知ったことか!!!

p.s優勝景品でダブルダイヤモンドのボックスをいただいたので後ほどプレゼント企画やらせていただきます

次回、デジモンカードエクストリーム大会レポート(2)「遂に開催ぐぅデジ杯!お前は…あれだ!!」

バトルオブオメガ環境の大会戦績も記録しておこう

  • テイマーバトル5勝0敗
  • 非公認0勝0敗

トータル5勝0敗

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