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BT13からニーズヘッグモンがやってきた!
前日譚、悲劇は発売1か月前の11月21日から始める。
4弾「グレイトレジェンド」に求められていたのは【3弾環境から暴れ始めた緑、そして新スタートデッキで強化されたアグロを止める新たな力】だった。
認知度が微妙~~~なデジモンによる環境破壊を止めるにはーーー。
多くのユーザーは「オメガモンしか……いない。」もしくはウォーグレイモン……メタルガルルモンでもいい! そう考えていたユーザーは少なくないだろう。
4弾のタイトルは「グレイトレジェンド」、公開されたキービジュアルにはアグニモン、ウォーグレイモン、ビクトリーグレイモン、ライズグレイモンに加えエンシェントグレイモンのアップが。
「緑に強い消滅時効果がもりもりの新規がでてくるのでは???」その希望はむなしく空を切る。
Vジャンプで公開されたのは緑最強の切り札、「未来のBT13から来た」とまで言われた「ニーズヘッグモン」だった。
進化コスト5と重めだが、秘め力を4枚採用できた当時の緑には関係のない話、DPは通常のLv6よりも高い13000、進化時に全体バウンスを放ち、バトルエリアを荒野にする……。
「ニーズヘッグ」を直訳すると「怒りに燃えてうずくまる者」と言う意味らしいがこれを被弾したプレイヤーはみなうずくまり、なすすべもなく敗北していた。
これだけでも絶望的なのに緑の強化は止まることを知らなかった。
なんと「カオスモン:ヴァロドゥルアーム」というチートカードまで収録されたのだ。
このカオスモン、進化時にDPマイナスを2度放つ、プレイされるだけでも強い、加えて消滅させるとメモリーが+3され、多くの場合ターンが終了する……。
緑は1メモリーあれば秘めたる力の発現をからめてカオスモンまで展開するデッキ。
育成前に、ザッソー進化、吸収進化、横のデジモン寝かせて秘め力、ニーズヘッグ、全体バウンスで残ったデジモンがいたらカオス進化で勝ち!!!
時代は超右手環境に突入、1枚でも多くのニーズヘッグモン、秘めたる力の発現、カオスモン:ヴァロドゥルアームを引き込んだものがゲームを制していた。
勿論大型非公認大会の優勝者も緑! ちょっと黄色が抵抗するけど、メガログラウモンからのウォーグレイモンだけでは緑には一歩どころか三歩及ばず、結局は緑!!!
最後の1枚おまえか~~い!
デジカ元年、この時はまだ公式もユーザーの喜ばせ方がよくわかっていなかった。
当時は発売前にツイートで収録カードが全て公開されるわけではなく、発売一週間前に公式サイト上でシレっと全リストが公開される仕組みだった。
そのため、リスト公開まで結構な数の未判明カードがあり、この弾ではSRが1枚未判明だった。
当然ユーザーは「ニズヘも……カオスもブッ飛ばしてくれるヤバい奴がくるんだろ!?」半分以上諦めていたが、あまりの絶望に頭がおかしくなりそんなあり得ない希望にすがるしかなかったのだ。
そして公開されたのがこいつ。
案の定絶望的な売れ行き
俺達はオメガモンやウォーグレイモンで気持ちよくなりたいのである、よく知らない緑の化け物でTUEEEEEEしたいわけではけッッッッッッッッッしてない!
他のTCGならそのような側面もあるがデジカはキャラゲー、20年前に好きだったキャラで遊びたいからプレイしている層がこの頃は多かったはずだ。
最強カードがニーズヘッグモン、カオスモン:ヴァロドゥルアームのこの弾の評価は最低。
Twitterは事前予約をブッパする宣言した猛者が叩かれ荒れ果て、グレイトレジェンドは発売日に半額で叩き売られるという世紀末状態。
い……いうてニーズヘッグモンのPかっこいいし……? 少しはお値段するんでしょ?
最強カードのPが1500~2000円でお買い上げいただけました。
下世話な話になるがカドショでの販売・買取ベースでお話しよう、この弾にはSECが3種収録されたが、エンシェントグレイモンが600円、エンシェントガルルモンが350円、ルーチェモンがぎり4桁と悲惨なものだった。
カートン(4752×12)を剥いても8000円にもならないという悪夢の状態、金が欲しいわけではない、ないのだが……。どんだけ金に余裕があるユーザーでも「これはちょっと……w」と苦笑い。
「デジモンアニメも4月で1年か、アプモンみたいに最終弾は出さないでこのまま終わっちゃうのかな……。」
虚しかった……。とにかく虚しかった。
当時のTwitterでは「ほらやっぱデジカはこけたw」とアナリティストづらして安全地帯から石をなげヘラヘラする自称デジモンファン(アンチ)も結構な数いおって、そいつらに好き勝手言われるのも虚しかった。
俺のアンチが表在化しだし、火力最大の時期で何をしても批判があり、成果がそれを見返すものでなかったことも虚しかった。
中学卒業からtri上映までフェードアウトしていたとはいえ、令和の時代に再会し熱中できた愛するコンテンツが衰退することも……。全てが虚しかった。
1弾発売から毎日のようにしていた一人回しも、オンライン対戦もぴたりとやめてしまっていた。
2021年1月8日に施行された緊急事態宣言でオフラインイベントは死滅した。
誰かが言った「この内容で欲しいと思う人いると思ってるのか?」
否定……。できない……。
そんな時期。
最近ワンピースカードゲームで不正が話題になってる。デジカには何故こういう連中がいないのか、それはこの時期にドカンと人口が減ったからである。そういうことしそうな予備軍である目が¥になってる下世話な連中はみ~~~~んないなくなり「ある意味健全な土壌」のベースができたぞ! あとは人気を取り戻すだけだ! がんばれデジカ!
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【歴史】デジカの歴史
デジカの沿革をここに記す。 長くなるから ...
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