誤解を招くというか攻撃対象になりやすいタイトルなので先に断っておきたい。俺は味方だ、そしてデジカのSageなんて一切しない、俺は味方なんだ。
ここ最近雑記を更新していなかったということと、友人からとある連絡をいただいたことで今回の記事を書こうと思った次第だ、内容をやんわりまとめると「友人にデジカおすすめしようとおもったけどやたら高いカードが一生手に入らないのどうにかなんねーかな？」ということが綴ってある。安心しろ、俺は味方だ。
ただそれだけの駄文なので夜中にポテチでも食いながらサラッと読んで欲しい。俺は味方だ、では、本題にはいる。
ーー9月某日
ガッシュ展の当日券争奪戦、会場の熱気に俺は戦慄していた。前に並ぶカップル、男性はガッシュに思い入れがあるようだが、彼女は”ガッシュ”という概念そのものに触れるのが初のようで最終巻を片手に軽率な口調で感想を述べる。
「この娘……。もし卒業証書のシーンでヘラヘラしやがったら……！」
そう思った瞬間、イベントスペースの経営を営む友人からメッセージが届く
なんて嬉しい相談なんだ……！ オメェとは……一生…”ダチ”だ！
ダチの”想い”に応えようと私は早速、一覧表の作成にとりかかった、まぁデジカって他TCGと比べたら結構安くデッキ組めるからな～～！
一覧表は具体的にはデッキ名、Tier（使われてる数と強さを曖昧にぼやかしたものと思って）、制作予算、参考レシピのURLを記載したものだ
が
……？ いうほど……安くも……ねえな……？
高額カードの項目は「そもそもカードゲームはそんなにやすくない」という前提が伝わっていない可能性を恐れ「高いのはあくまで一部のカードなんだ💦」と共に気遣いし、後ほど追記した項目だ。
カードは公園の玩具ではないので、ある程度の費用が必要なのはあたりまえだ。
古よりデジモンオタクには「無料でないなら高い！！」と汲み取れる発言をするものがいるが、それは小学生から金銭感覚がアップデートされていないだけなので、はき違えないでいただきたい、サービスも娯楽も最低品質でない限り大抵そこそこするもの。
筆者も2018年1月震える指で1枚2,222円の灰流うららを3枚購入した夜を越えてからは「15,000円くらいは妥当だよな」と価値観のアップデートが行われた（もしかしたら不要なアップデートだったかもしれない）。
高額カードの購入は「はしか」のようなもの、越えれば二度とかからない病のようなものと我は思う。
それにカードゲームは公園の玩具と異なり不要になれば「売る」択がある。
市場価値を著しく損なっていなければ500円で買ったものが450円で売れた、なんなら買った時よりも高く売れた！ なんてことはよくある話、その逆で500円が100円に…もまたしかりだが……。無価値になることは中々ない。
だがだがしかし、世の中にははしかにかかっていない者もいるわけであり、はしかを越えた者とはいえ、はしかにかかっていない者に、はしかにかかれとは中々言いづらい
いや、言っても伝わらない。
興味の薄い段階で力説しても気持ちを一つにすることは困難だろう、事実、私のフルレアデッキを見る妻の目は冷たい
だがたかし
「これはね、もし不要になって売るとしたら○○円なんだよ、つまり無料の美術品のようなものなんだ」と説明し、「ふー状態の良いパラを手に入れたよ」などとほざくことで乗り切っている
売る気などこれっぽっちもないが、噓も方便とはこのこと。
長々と前戯をしたが、よーするに実際問題ボトルネックを感じてる人はいるわけで、それがどこなのか、俺はそれを綴りたい。もう一個先の本音を吐くと偉い人に伝えたい、見てもらいたいという雑記である。
どっかに書いてあったら誰か見てくれる可能性も0じゃないっしょ。
現環境では「ボトルネック」に該当するカードが10枚程思い浮かぶ、第一弾として、まずは3枚紹介したい。
デクスモン
1枚5,000円前後
デジカでは稀少などのデッキにも入れられる汎用カード。
相手のデジモン・テイマーの数だけコストが軽くなり、一度降臨すれば小型デジモンが呼吸困難に陥る。
クロスハートのようなテイマーが横並びするか、アグロデッキのメタとして人気。
よーするに高いデッキはデクスモンを2～3枚採用するから高くなる。が、はしかのようなもので一度買ってしまえばなんともない。
俺は「否定と代案はセットにしなさい」と社会人になった時の研修でちゃんと教わったので、こうして欲しいを追記すると、現環境（11弾）は既に買わなくてもいい状況ができつつのではとも思う。少しだけ。
デクスモンが登場した当初はアーマーアグロ、全環境ではクロスハートの対策として必須級のカードだった。
しかし、16000以上の高打点で殴ってくる順当進化デッキには刺さりにくいカードなので、クワガタ（グランディスクワガーモン）、ブラックウォーグレイモンで殴るようなデッキが多くなると必然と採用率が下がる。
とはいえクロスハートの対抗札としては最有力なのでまだまだ求めるユーザーはたくさんいるぞ！ でも安いデクスモンは嫌！ コンセプトとずれるがデクスモンは高いままでいい、なんならもっと高いゴールド版とかだしてくれてもいい、パンがないならケーキを食べればいいじゃない、デクスモンが買えないならデクスモンを使わないデッキを使えばいいじゃない。
が、また時がたち、時代が巡り、デクスを求める声が溢れたにもかかわらずデクスが提供されない世界になった時はこのことを思い出してほしい、以上。
レッド・メモリーブースト！！
正直なところ「レッド・メモリーブーストくらいかってくれよ！！」という気持ちが強かったのだが、先日友人に「デジモンカードを普及したいので教えてくれないか」と相談された時に心が痛み、買わない派の気持ちも理解しだしたところだ。
「諸悪の根源の2台巨頭」ともいえる1枚がレッド・メモリーブースト！！ かもしれない。
お値段は1枚1200円前後、だが、このカードは元々定価1,320円のスタートデッキに他のメモリーブーストとセットで収録されていたものである
そう考えると購買者側の「なんか、もしかしたら、買いたくないかも」という心理にも頷ける。
○○（色）メモリーブースト！！系のカードは非常に強力で、序盤の手札事故による遅れを取り戻せる可能性があるデザインになっており、単色で統一されているデッキには必須級
これもはしかのようなもので一度買ってしまえばなんともない
にも関わらず、2021年4月以降はブースター・スタートデッキでは再録がなく、唯一のチャンスはプレミアムバンダイによる限定販売のみだった
これが手に入らないと何が問題かというと、かっけぇアグモン系デッキには大体これが必要なのだ。
全員がそうではないが、必ずいるはずだ、ウォグレで遊べないならデジモンじゃないと思う者が。なんなら私自身その気がある、デジカを始めたい人の大半はまずグレイモンで組みたいと思うのではないか？
これについては低レアのメモブをクリムゾンフレアとかドクネモンの枠で収録してくれればいいのではないかと毎回思っている。
てか他のTCGの話持ちだして申し訳ないけどドンカードの発想を取り込めばいいのではないか、バトスピでもそうしてるじゃん、効果は一緒だけどイラストは違う汎用カードをだす。人気の汎用に自分の好きなデジモンが描かれてたら嬉しいじゃん、オメガモンが書いてあるレッドメモリーブーストがあってもいい、シャイングレイモンが描かれてもいい、シャウトモンでもいい、そんでたくさんだして、各々が好きなメモブを使えばいい、そしたら世界中の皆が笑顔になれるのではないだろうか、誰も端っこで泣かないようにと地球は丸く作られたのではないのだろうか、俺は…そう……そう思うんだ。
アグモン
「諸悪の根源の2台巨頭」その2枚目は勿論”最強アグモン”だ。
サービス開始期の最強ジャンプ特典カード。
元祖にして”最強”
進化元効果がシンプルに強く、常に再録を望まれているが未だに無し。
メモリーブーストと同じくアグモン系のデッキでは4枚必須になることが多く、俺が思うにこれが買えず、ウォグレでも遊べない、だからデジカはやらないという人が100万人はいる。だが、はしかのようなもので一度買ってしまえばなんともない
諸悪の根源アワードが開催されたら間違いなくノミネートされるだろう。
レッドメモリーブーストに関しては「買ってやってくれよ」という気持ちがあったが、アグモンに関しては別、そのような気持ちは全く、一切、ない。
再録してほしい旨をお気持ち表明すると「メーカーの制約が……」「いろいろと事情が……」とアンタッチャブル領域に話を移行することで説き伏せようとする輩がいるが、大人の事情は俺には一切関係ない
子供でいたいずっとトイザらスキッズな14歳228歳のデッカイい子供、それが俺、第一事情があれば現実は変わるというのだろうか、否！！！ 否否否！！！！ 小難しい話なんか知ったこっちゃね～～～んだよォ～！ 再録してくれよ～！
最強アグモンは登場当初から現在に至るまで価値を保っており、1枚2,000～2,400円台が相場だろう。1,900円台で見つけられた君、ラッキーボーイだ。
高いのは許せる、許せるよ、2022年10月14日22時現在のDEGINOGENはそれは許せるよ、でもだけどだって、売ってないんですよこの人。
収録は「最強ジャンプ2020年5月号（発売日2020年4月2日）」と約2年半ほど前、俺の知る限りでは最強アグモンを抱えたまま行方不明になった友人が2人程いる、最強アグモンの市場流通枚数は「僕……アグモン使いたかったけどこれ（クワガタ）でいいよ^^💦」という末っ子気質のユーザーによって守られている状況だと言えるだろう。長男の俺には一切理解できない感情だ……バンダイ様には全国の末っ子が涙を流すことなくアカレンジャーで遊べる世界を創っていただきたい。
エピローグ
俺はトイザらスキッズだ、大人の事情はわからないと申したが、実際はそんなでもない
そもそも大人の事情の上で遊ばせてもらっているので最大限加味したい気持ちも満載に持ち合わせているかもしれない。