パワーの祖「OZ(@s60145016_oz)」氏が使う「黒ディアボロモンデッキ」のレシピを紹介
OZ氏と著者は3年程前に遊戯王で知り合った仲でして、出会った当初から彼は「パワー特化型構築」を愛し、独自のパワー理論で大会に参加し結果を残す猛者でした。
デジモンカードゲームでもゴリゴリのパワー特化型構築を好んでおり、2020年12月に著者が開催したCS大会「でじのげん杯」では、黄ウォグレの連続攻撃でターン1制限のないアタック時効果を連打する戦術で4位入賞しました。
彼もまた型にはまった「テンプレート構築」ではなく、独自のパワーロジックで最大打点を生み出すのが上手なプレイヤーだと思います。
今回はバトルオブオメガで新規を9枚授かり超強化された”黒デッキの救世主”になる可能性を秘めている「ディアボロモン」軸のデッキを考案いただきました。
もくじ
前置き
「ディアボロモン」カテゴリーが登場したのは、2020年7月22日発売のブースター2弾「アルティメットパワー」
黒と言いつつディアボロモン自体はこの頃から白なのだが……。
ケラモンやクリサリモンの進化元効果は、1ドローとメモリー回復(しかもターン内の回数制限無し)と、当時はおろか現状のプールで考えても結構イカれていた。
直後にリリースされたプロモーションパックで黒のディアボロモンも授かり、カードプールも増え、環境に来るか?と思いきや、テイマーバトルはおろか交流会でもほとんど見かけない有様
理由は幾つかあるが、一番デカいのは「進化元効果」で、同名カードが「登場」することが前提のデザインになっていること。
必然的に、対して強くない完全体や究極体を登場させることになるからそりゃ弱い。
ただし。前述の通り、ケラモンやクリサリモンの進化元効果自体はイカれてるわけで。それこそ、トークンをもっとお手軽に出せるような新規が来たら全ての効果が噛み合ってぶっ壊れるんだけどな~。DP13000になったプロモディアボロモンでドロー、メモリー回復しながらワンキルするんだけどな~とか、妄想すること半年。遂に「バトルオブオメガ」できたよ!!!
というわけで、このデッキはアラタがいるかいないかで雲泥の差があるということはご理解いただけただろう
以下、それを前提にご拝読いただければ幸いです。
デッキレシピ
ガチ度:
黒テーマで環境で戦えるデッキ!……なのだが、黄との力の差はあるなあ~と感じる今日この頃。なのでガチ度3.5
Lv.2:4枚
- BT2-006 R ツメモン
Lv.3:15枚
- BT2-055 C トイアグモン
- BT2-053 R ケラモン
- BT5-059 C ケラモン
- P-013 P ケラモン
Lv.4:12枚
- BT2-059 U クリサリモン
- BT5-063 C クリサリモン
- ST5-08 U ダークティラノモン
Lv.5:9枚
- BT2-062 R インフェルモン
- BT5-066 R ワルもんざえモン
- BT5-067 U インフェルモン
Lv.6:6枚
- BT5-084 R ディアボロモン
- P-016 P ディアボロモン
テイマー:4枚
オプション:4枚
デッキ解説
Lv.2はツメモン4枚。5枚目は不採用
- 5枚目が欲しくなるゲームより、DPが上がらないことで勝ちを逃すゲームの方がはるかに多かったので、確定でゲームに絡ませられるようLv.2は「BT2-006 R ツメモン」4枚のみ
- このケラモンをゲームに絡ませられないと、レストしてるDP12000を処理できないし、セキュリティを殴った「BT5-084 R ディアボロモン」がLv.6(究極体)を踏んでアタック中に消滅する
- 黒はLv.2が微妙。微妙なカードで薄めるより確実性で勝負
「P-013 P ケラモン」を4枚採用
- 「種族不明」なので、5弾ケラモン、真田アラタとのシナジーがあるし、優先して入れたい黒のLv.3(成長期)も無いので採用
- 強いて言うなら「BT2-055 C トイアグモン」の枚数を増やしたいが……ここは検討項目
- ディアボロモンデッキで一番狙ってやりたい動きが、進化元にケラモンやクリサリモンを敷いてるディアボロモンを維持しながら、2体目のディアボロモンを出し、ドローとメモリー+を連打する動きなので、相手ターンにディアボロモンの生存確立を高める意味もある。再起動持ちの「BT2-055 C トイアグモン」も同じ理由で採用
アーマゲモンは不採用!!!
- ディアボロモンデッキはアドバンテージを得ながら盤面を作っていく力は高いけど、反面バトルエリアに干渉する力が全くない
- 「BT5-085 SR・P アーマゲモン」はその弱点を補完出来てない
- 赤・青のオメガモン、緑のカオスモン、黄のカオスモン:ヴァロドゥルアーム、黒・紫のオメガモンズワルトを封殺し、場を制圧するのは強力だが、アーマゲモンはあくまで有利盤面に蓋をする効果。元々盤面干渉する能力が無いのに、自分が常に有利な状況を作れる訳がないので不採用
- とはいえ、有利盤面に蓋をする能力は高いので1~2枚なら採用しても良いかも……と思っている
アーマゲモン以外のLv.7不採用理由
- 他のLv.7(超究極体)候補はオメガモンAlter-Sやミレニアモンが上がるけど、この構築では「P-016 P ディアボロモン」しか黒のLv.6(究極体)デジモンがおらず、しかも2枚しか採用していないので、とにかく進化しにくい。なので不採用
- そもそもこいつらを使うなら黒を握らず、赤とか紫とか他の色を使った方が良い
ブロッカー4枚で大丈夫……?
- 矛に寄せまくっているので、黒デッキなのにブロッカーを4枚しか採用できていない
- 勿論矛が間に合わない、守りが欲しいという場面がたま~に
- そこはもうセキュリティに「BT5-105 C アルティメットフレア」があることを祈るのみです
インフェルモン(BT2-062)をピン差し
- 「BT5-059 C ケラモン」で引き込めるのは「種族不明」デジモンのみで、Lv.5(完全体)枠に「BT5-066 R ワルもんざえモン」を4枚採用している入れてる関係上、他Lvと比べるとLv.5が引けない事故が起こりやすい。また、Lv.5を9枚以上採用したいので、それらを考慮し1枚だけ追加
- 進化コストカット効果も「BT5-066 R ワルもんざえモン」と同じ役割が持てるけど1ターン動きが遅れる+シャコモン等を考慮するとワルもんざえモンが優先
ワルもんざえモンの採用
- 黒唯一の2コストLv.5(完全体)デジモン
- 盤面にクリサリモンしかいない状態かつメモリー2スタート時に、1ターンでディアボロモンまで進化したいので必須と考えた
- ディアボロモンデッキは、1ターンでトークンが複数体一気に並ぶので、突然リーサルに届く!なんてことが多々ある
- 相手に動かざるを得ない状況を押し付けてゲームメイクしやすくする
- 真田アラタがいると、1返しされてた場合でもメモリーを+1して2スタートの盤面は多い
ディアボロモンの枚数配分
- 今回の構築ではテイマー・オプションに8枠割いているので「P-016 P ディアボロモン」が4枚、「BT5-084 R ディアボロモン」が2枚の配分になっている
- 「P-016 P ディアボロモン」は真田アラタがいないと、3コスト進化のDP11000・セキュリティ2枚チェックアタッカー止まり
- 対し「BT5-084 R ディアボロモン」は真田アラタがいなくても、進化元にケラモン・クリサリモンがいれば1ドローしたりメモリーを増やしたりで、実質2コスト進化でDP13000のデジモンを展開できる。
- DP11000デジモンでセキュリティを殴れば必死なのはグレイトレジェンド環境の黄ウォーグレイモンで立証済
- 真田アラタがいれば、ケラモンやクリサリモンの進化元効果を複数回発動してデッキを回せるので、必要なパーツや2枚目3枚目のアラタを引き込みにいける
- 上記理由から「BT5-084 R ディアボロモン」の枚数を多くしている
アルティメットフレアを採用
- ディアボロモンの弱点「盤面干渉能力」を補填する
- ディアボロモンは、アラタ等の下準備がないと真価発揮しないし、盤面干渉能力も無いのでアグロ戦法に弱い
- はじめは対策としてブロッカーを増やしたが、それだとただでさえ中速なこちらの動きが更に遅くなり、ひじょ~に使い勝手が悪かった
- 「BT5-105 C アルティメットフレア」は盾から捲れることにも期待でき、手打ちしても相手のLv.6(究極体)1体とLv.3(成長期)を全滅させられて、結構使い勝手が良く、腐る場面もほとんど無かった
- それに今のディアボロモンデッキは、盤面に干渉してこないと読んであまりアルティメットフレアが警戒されていないのもデカい
- とは言え、ここは好みが出る所だと思うし環境にもよるので、実質自由枠
デッキの弱点
- 何度か触れたが盤面干渉力が低いこと。除去がアルティメットフレアしかない
- ヘクセブラウモン、シャッコウモンなどでトークンを封じられること
- デッキの最大DPが13000なので、DP13000以上のデジモンはアタックで処理できないこと
- トークンを横並びにしたままだとシャウトモンDX、ニーズヘッグモン、ヴォルケニックドラモン、オメガモンAlter-Sなどの除去で一掃される恐れもあり、無理やり攻め込み一気にもっていかないといけないデッキであることが弱点
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