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デジモンカードエクストリーム大会レポート(75)「ねだるな 勝ち取れ さすれば与えられん(前編:大会に向けてのデッキ選定・試行錯誤・調整編)」

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デジモンカードエクストリーム大会レポート(75)「ねだるな 勝ち取れ さすれば与えられん(前編:大会に向けてのデッキ選定・試行錯誤・調整編)」

2022/2/27に開催され、招待選手として参加させていただいた竜人祭の参加レポート:後編

【竜人祭とは!? ↓↓↓概要↓↓↓】

竜人祭!チャレンジカップ優勝景品「ウォーグレイモン」を所有せしものの祭典、2/26 オンラインDiscordサーバにて開催!!!

      ...

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長いーーーーーーー

長い前振りだった。前述したがこれは竜人祭の大会レポート「後半」である、前半を見ていない人は上のリンクからチェックしてほしい。

前半を超が6つ付くほど簡単に説明するとこうだ

デュークリショック → Xレコードに期待 → デクス使いたい → でも順当は微妙かも → アイデア振ってくる → 娯楽屋で至る

今回はいよいよ大会レポートに入る、この大会、やたらと障壁が多い、まずは最大で12戦することになる超ハードスケジュール、加えて参加選手の層の厚さ

ダイハード

誰と戦ってもボス戦。ボスボスボスボスのボスラッシュ、見知った名前しかない、一部有名選手が不参加だったりするが、これらボスたちに最低でも7回勝利しなければ優勝はない。

第一、私はチャレンジカップを制しておらず、招待選手としての参加なので肩書上は全員が格上だ

格が低いなら今この場で上げれば良い、ここだ、ここが俺の「チャレンジカップ」会場だ、俺の挑戦が始まる。

1回戦 レオンさん(サクヤモン)

1回戦の相手はレオン(@AGvj3gKzI8OLKqo)さん、東海地方のチャレンジカップ優勝者だ

物理的距離があるので勿論初対面・初対戦、デッキは苦手意識があるサクヤモン!

サクヤモンは先のぐうデジ杯決勝でDIGIMON CON日本代表のG2氏が使役したデッキで、俺は全盛期の青スサノオをぶつけたにも関わらず粉砕された苦い思い出がある。

しかしだからこそ、デッキのツボは抑えているはず、そして緻密な戦術が採用されていない以上セキュリティの除去は防げないはず、サクヤモンのセキュリティチェックに「カオスディグレイド」「ブレスオブワイバーン」がカウンターで決まれば一気に優位になるはず……

あれこれ考えるが集中できん!!!!!!!!

ツッマ「リップクリームどこ~!」

ネッコ「にゅあ~~ん!(だっこして! パソコンのらせて! ごはんちょーだい! トイレ掃除して!)」

LINE「次の試合の視聴URL!!!! 今こんな感じ!」

仕事のTeams「あなたあての通知です」

部屋「暖房付け忘れてます」

1対6

敵が多すぎる。タケルだか泉だが登場から、しばれてかじかんだ指でセキュリティを確認、ディグレイドとワイバーンおるやん! 大分有利やろ……!

とはいえ負け筋はバチクソある、サクヤモン×プラグインでセキュリティ削られて、シューツモンで詰められたら除去仕事しないで終わりや、油断は全くできんで

途中ネッコが盤面に降臨し迷惑をかけるも、崩れるなどはなかったのでまあセーフ? 序盤レオン氏のドローが振るわなかったこともあり、最後は無警戒の盤面にデクスモンを着地させ焦土作戦を決行し勝利、辛勝……。

2回戦 ぐぅ(アーマーシャッコウ)

またお前なのかぐぅ

ぐぅにはなんだかんだ公式戦で負けていないのだが、このような大舞台に強いのがこの男、そして紛れもなく「チャレンジカップ優勝者」なのだ

さらに言えばDC-1 3位でDIGIMON CON日本代表! オフィシャル実績では遥か高みにいる。

さらにさらに言えばこの男、俺のデッキを知っている、だってレシピ提出してるし主催の義務でチェック必須だもん。なのでデクスモンによる奇襲が効かないわけだ!!

とは言え、前日準備に追われ、9弾の入手が間に合っていないとのこと、ならばデッキは必然とチャレカを制した「アーマーアグロ」のはずと決め込んだがこれが大誤算

序盤は明らかにアーマーアグロの動きだったが、シャッコウからファイターに伸びるアーマーシャッコウ。この男がサプライズをわすれているわけがなかったか!!!

正直この試合全然覚えていない、序盤ぐう氏がアーマーでぽこぽこ殴ってきたが除去OPが炸裂し被害最小限で抑えている間にこちらのデッキがちゃんと回り、ぽこぽこに殴り返し勝利した記憶だ。

俺も騒音に襲われ浮足立っていたが、この男は主催、開会式で10分虚空に向かい話しかけるトラブルなどあり、それ以上に浮足立っていた、互いにバッドコンディションの中で盾運を味方にした私が勝利した、差はわずか、それだけだった。

この男は俺が初戦だった、手段を択ばなければ圧倒的優位をとれる「デーモンLO」を使う選択肢もあったはず、だがそれをしなかった、それを讃えたい。

3回戦 にこる氏(ガイオウモン)

3回戦の相手は青山杯決勝でも対戦したにこる(@Fallere826)氏のガイオウモン。互いにチャレンジカップの優勝がない「招待選手」同士の対決。

この日はとにかく長丁場だった、10時半に始まり、終了は17:30だったと記憶している。故、マジで最初の方の細かいことを覚えていない。

3回戦に駒をすすめたのがにこる氏だったのを喜んだと記憶している。というのも、にこる氏の2回戦の相手はもなか氏だったのだが、前日の娯楽屋で相性の悪さを感じており、もなか氏のデッキには「逆立ちしてハカを踊っても勝てない」レベルで土台無理を感じていた。

無論、にこる氏もあほ程強い、アベレージが高い格上だ。しかし、ガイオウモンは仮想敵として散々戦いぶちのめしてきた、またニコル氏の構築はLv.2にグリモン、テイマーに大門大を選択しており、DPを上げずらい構築だったので、プラン的には完封できる自信があった。

よーするにプロモブラックウォーグレイモンによるワンショットを以外で一撃で敗れることはないので、そこを厚く警戒し、前に出てきたLv.6に丁寧に除去をあてれば良い。

試合はプラン通りに進行し、前に出てきたLv.6を都度除去しつつ、攻めれるところでコツンコツン、除去を8枚も採用しているので切らすことなく最後まで相手の攻めをいなし切り殴り勝ち!

実戦で使うのはまだ2日目だったのでしっくり来ていなかったデッキが手に馴染みだした、強者も3連続で下した。なんだが乗ってきたぞ……!

4回戦 UMA氏(ガイオウモン)

4回戦の相手はUMA(@UMATCG1)氏

この男も間違いなく格上だろう、TCG IQに圧倒的な差があるのは間違いない

俺的TCGプレイヤーランクは「SSS」棋士や将棋指しが持つ「正解にたどり着く力」が非常に高いプレイヤーだと思う。

だが、UMAにはブランクと油断があった、11月のチャレンジカップ後ほとんどデジカに触れていなかったはず、この数か月シコシコとデジカに尽力し続けてたものを代表して敗けるわけにはいかん……!

勝ちたい気持ちはパツンパツンに満ち満ちていたが、相性が悪いというか、このブラウォが必勝プランを有していることは間違いなかった、先のにこる氏のデッキと異なり、UMA氏のLv.2はBT9のコロモンで、テイマーには天ノ河宙が採用されていた

ST1グレイモンからキメラモンにジョグレス進化し、効果でST1グレイモンを進化元に含ませ、プロモブラウォ進化から緻密、あとはコロモン、アグモン、グレイモン、宙で適当にDPを上乗せすれば彼は勝つのだ。

試合前にそう宣言されているだけあって迷わず突っ走ってくる、デクスモンケアで盤面のテイマー+デジモンの最大数を3に保つなど隙がない。

登場したデルタモンを処せない、準備が整ってしまった。俺ができることはシューツモン・泉で、セキュリティデジモンのDPを上げることだけだった。

UMA「じゃあブラウォ進化ね」

俺「OK、今セキュリティのDP3000上がってるからね!」

UMA「OK、じゃあブラウォアタックね!」

俺「セキュリティのDP3000上がってるからね!」

UMA「OK、じゃあヒロ2枚ひねって18000で3点チェックね!」

俺「上がってるからね!」

俺「デクスモン!DP18000!!!!」

UMA「オ”マ”!?!?! マ”!?!?

まさかマジでブランクをついて勝つとは。この日、振り返ると一番危なかく……実際敗けてたのはこの試合だった。運を味方につけSSSプレイヤーを撃破、紛いなりにも強者を屠ったのだ、もうこの日の勝者にならなくてはならない。

5回戦 ざっぱ氏(青ハイ)

BT7-029_P1 マグナガルルモン

5回戦の相手はざっぱ氏(@zappa_tcg

ここからの試合は全て動画が残されているので、詳細が気になる人は見て欲しい、俺がデクスモンの効果を忘れたり、妻の歌声が入りまくるなどお茶目なNGシーンが盛りだくさんだ。

【デジモンカードゲーム】竜人祭 準決勝【デジカ DigimonCardGame】

青ハイは盾からの空丈・友樹(a.k.aクソガキ)をどれだけ被弾しないかと、それを恐れずにどれだけ攻めれるか、戦術的後退を何枚引き込めるかが勝負を決める。

とにかく息の詰まる試合だった、最後の瞬間まで生きた心地がしなかった

今回のレポートが事実ベースで、ボケ少な目でることからも切迫具合が伝わるだろう。

再序盤で空丈が2枚登場するも、戦術的後退も引けており、攻め込めていて、経験則では「勝つ流れ」だった、黄ハイを使っての青ハイとの試合はマジで3桁以上こなしているので、なんとなく「あ~これは勝つ流れだな~」という感覚があった

しかし、勝負どころを間違えたことで状況が悪化した、細いことは覚えていないし、動画を見直すと胃がキュっとするのでおぼろげな記憶ベースで書き出す

デクスを0だが2だがで登場できるタイミングがあって、そこが分け目だったと思う、あそこで男気デクスチャレンジを試みて前に並んだ3体のデジモンを処していれば、空丈は起動させてしまうが、打点が足りなくなってジェット・オファニ・改心で逃げ切れたはず

でもそこでチキった+テクい動きをみせたくなって、戦術的後退とタケルを無駄遣いしただけでなく、盤面にリソースを残す形となり、「○○があったら敗け」という状況に

実際最後のターンは、ざっぱ氏がスサノオモンを持っていたら敗けていたかもしれない

幸いにも盾からワイバーンが捲れ相手の盤面にマグナガルルモンを残さなかったので最終的にはデクス2連でリソースを枯らし辛勝。

ダメだ……というところからの勝利で思わず声がでた、Winner トーナメントの決勝へ駒を進めた。

6回戦:Winner トーナメント決勝 のどぐろ氏(ウォグレX)

6回戦(Winner トーナメント決勝)……決勝戦だが、この後グランドファイナルが控えているので事実上は準決勝とのこと、ややこしい。

こちらも動画が残されているので興味がある方は見て欲しい。

【デジモンカードゲーム】竜人祭 決勝【デジカ DigimonCardGame】

相手はのどぐろ(@macros_miruhito)氏のウォーグレイモンX抗体、「今日はウォグレXにあたらない! ラッキー!」なんて思ってたのにここで出てくるとは……!

ウォグレXはガイオウに不利対面っぽい(実際のところはよくわからん、まだ検証してないもん)から敗けてくれてるみたい、上に上がるほど減るやろ! って楽観してたのに最後の壁として現れるってなに? なんで? 漫画? 神様って昔からこうだよね、こういうところある、俺の好調のラストに試練ぶつけていつも俺を2位止まりにさせてきたよね。

土台不利なウォグレXへのプランは「運頼り」俺の盾が強くて、ウォグレが完璧な引きをしないことを祈るしかねえ!

コロモンで+1000、最強アグで+2000、5弾グレイで+2000、メタグレXで+3000と+1チェックの緻密な戦術絡めたDP20000複数チェックなんてされたらどうしようもないからね! 開き直っていくしかねえ!

すると序盤で幸運、ピーピングでX抗体が2枚デッキボトムへ、ラッキー! X抗体は採用して3枚なので、残り1枚あったとしてこちらは対応がだいぶ楽になる、神に感謝。

更に戦っている途中にいうほど不利でもないということに気付き始める、ウォグレXの見えていなかった弱点が分かり始めた

ウォグレXというデッキは盤面に触る手段がウォグレXのアタック後効果と、オメガXのアタック時効果、メタルグレイモン:アルタラウスモードの進化時効果の3つしかないので、シューツ+泉を立てて置くと、セキュリティに触らず処理できず、必ずリスクを強要することができるのだ。

いやらしくプレッシャーをかけつつ、でてくるデジモンを都度処理、良いところでテイマーが捲れリソースを回収しつつ殴り切り勝ち

まさかのグランドファイナル進出が決定した。

チャレンジカップ優勝なしからウォグレホルダー全シバキの優勝まで後1勝

休憩時間

ここからは、1敗者で開催されるLOSER トーナメントの優勝者を決定するため、長い休憩時間となった。

コントロールデッキを愛用していると大体の試合が時間ギリギリまで長引き、その際、観客が集まってきてデッキを凝視され戦術を丸裸にされるわけだ、そして自分には他のデッキを見る時間が一切ない。

なので初めて人の試合をみる時間が訪れた。異様な光景だった、私が対戦したぐぅ氏、にこる氏、UMA氏、ざっぱ氏、のどぐろ氏を始め1敗からの優勝を目指す強者がバチバチにぶつかり合っているわけだが、皆、合言葉が「待っていろよでじのげん、ブチ殺す」になっているわけだ。あずまろ氏に至っては「コントロールデッキで結果を残すお前はクズだ、許すことはできない」などと申していた。

俺はそんなに悪いことをしたのだろうか。

「決勝で待ってるぜ!」なんて言ったものの、隣の山の麓からとんでねぇ必殺の殺意を纏ったやつらが殺し合いながら登ってくる、新弾環境2日目で馴染んでいなかったデッキを徐々に使いこなし、力を蓄えながらかけあがってきている、「恐怖」とはこのことを言うのだろう

余談だが、私の戦績には「2位」が多い。戦績どころかこれまでの人生で順位が付く場面では2位ばかりだった、俺は決勝戦に弱いのだ。

デジカ初のCSでは決勝でイソップ氏にぶちのめされ2位、次のもなか杯ではゆうとむの最強セキュリティにプレシオモンをシバかれ2位、チャレンジカップ決勝では満を持して挑んだ八坂さんの盾から大輔が降臨し2位、先のぐうデジ杯ではTier0と言われた青スサを使ったにも関わらずサクヤモンに砕かれ2位、2位2位2位2位2位、まるで2位が俺の定位置であるかのように2位まみれの人生だった。

誰が上がってきても勝てる気がしていなかった

全員敗けてクレメンス……」震えた手で猫を抱えながらそう漏らした。

GRAND FINAL 真・決勝戦 のどぐろ氏(ウォグレX)

長い……マジで長い休憩だった、4試合分休憩した。俺としてはにこる氏に決勝に上がってきていただき、チャレンジカップ優勝なし同士の決勝戦を行い、どっちが優勝してもチャレカ優勝なしで「え~皆様、チャレンジカップは過去の大会です、新しい時代を生きましょう」などと演説する予定だったが、そのニコル氏はLOSER トーナメントの準決勝でUMA氏に砕かれた

最も俺への殺意が高いUMA氏が勢いままに上がってくるかと思ったがそんな甘い世界ではなかった。彼もLOSER トーナメント決勝でのどぐろ氏に粉砕された。

やはり最後の試練はウォーグレイモンXだった、酔狂な神だクソったれ、仮想敵最強が最後の相手、でももうここまで来たら有利も不利もねえ、俺が勝つには強い盾を用意するしかねえ、のどぐろ氏が勝つには盾を越える攻めを見せるしかねえ

最強の守りVS最強の矛、韓非子にも出せなかった答えを俺達が出す! 本日最後のデジタルゲートオーーーーーーーーープン

これも動画が残っているので興味がある人は是非見て欲しい。動画の左下に映り込んでいるのは我が家のルンバだ。

【デジモンカードゲーム】竜人祭 GrandFinal【デジカ DigimonCardGame】

試合は俺の後手スタート、最悪の初手事故だけは勘弁してくれと初手チェック、良かった……! テイマーがいる……!

のどぐろ氏はアグX→八神太一スタート、これは……最強アグは避けたが、メタグレXから複数枚チェックを繰り出される苦しいやつ……!

もらったターンで4C光、から泉で運命の盾チェック

タケル

フェアリ
シューツ
フェアリ

わ……

藁の盾やんけ……!

どォ~~~い! こんなん何に小突かれても吹き飛んでまうわ! 駄目だこいつ…早く何とかしないと

しかし幸いなことにのどぐろ氏も伸びあぐねている、Lv.4が引けてない雰囲気カナ? その隙に改心で盾を強化、返しのターンでアグモンに小突かれた盾が泉! これは……デカい! いいぞ~~~! 攻め手確保+盾強化、おまけにさっきの泉でジェットが加わっていた!!!! ジェット回収! 天才か~~~~!!!!!!!!

さらーーーにドロートップオファニモン:フォールダウンモード!!!!!!!

痺れちゃった

進化ドローで手札を補強しながら盾を連続強化、とにかくデクスモンをぶち込む動きをする、デクスモンが入らない限り勝ちはないが、このデッキにリカバリー札が何枚入ってると思っている、入らない可能性の方が低いんだぜ、ガツガツと積極的にリカバリーを決行。

動画の7分30秒頃だがメチャクチャ手が震えていることがわかる、棋士の羽生先生は勝ちを確信するとアホ程震え駒を吹き飛ばすことがあり、これは「羽生の震え」と呼ばれる

羽生の震えを見た棋士は敗北を悟り、静かに諦めるらしい……これは「俺の震え」だツ。

除去で大型をとり、リカバリーとテイマー登場で間合いを測る、徐々に相手の盤面が完成育ち、必殺の間合いに

じりじりと距離が詰まり始める。

先に動いたのは矛側、のどぐろ氏、ウォーグレイモンのDP18000・セキュリティ3枚チェック、盾から有効打は捲れず、試合は終結に向かいだす。

動画の21:40、ここでの判断が試合の結果を決めた。セキュリティの中身は確認できていないが、勝つには先のリカバリーでデクスモンをここにぶち込めている+セキュリティデジモンのDP強化が必須だった。つまり場の泉はどかせられれない、セキュリティを信じて死守し、相手の一発を打ち落とす以外になかった。

俺は除去の被弾を切り、セキュリティアタックを断念し、シューツモンをアクティブのまま盤面に残した。

22:00、泉登場でセキュリティを確認

デクス
デクス
タケル
フェアリ

 

 

 

 

 

 

 

 

影山ヒロノブ「金色ィにィなァれェ~~~~~~~~~~~~~ッッッッ」

 

うっわぁ~~~~!!!! セキュリティが金ぴか! 金色に輝いてやがるゥ! 藁の楯が大当たり時ボタンプッシュで黄金の盾に昇格しやがった!!!!!!!!

相手の場には最強アグモンはいるが、BT5グレイモンはいない、最大DPは18000、デクスモンが1枚だったらラス2タケル、ラス1デクスでタケルが強制回収で負けがあったが、2枚なのでその心配はなし!

勝利を確信

24:07、セキュリティチェック1枚目

ジャッジメントタイムデクスモン、DP18000

セキュリティが3枚めくれていたらターン継続でデジモンを登場させる択もあっただろうが無情にも1枚目でシャットダウン、そのまま俺のターンに。

ここまできたらもうウォグレの反撃は間に合わない、どう考えてもこちらがセキュリティを削り切るのが早い。

2004年に新宿NSビルで開催された春の陣を思い出す、俺はあの日の栄光を忘れられずTCGに戻ってきたのだ、緊張でミスしそう、棋士は敗ける側より披露が激しいそうだ、負けを確信した側はワンチャンないかと破天荒な一手を繰り出してくるので、勝側は「絶対に間違えないように」ととにかく注意深く試行錯誤するからだそう。

のどぐろ氏の最後のターン、祝福代わりの「ウォーグレイモンX抗体登場」を受け取る。

最後は昨年の8月末からの相棒ジェットシルフィーモンでダイレクトアタックを決めて殻を粉々に砕いた

優勝!!!!!!!!

長い戦が終わった、そして始まった

無敗の7連勝を遂げ、この日を制した。

主催兼選手と大忙しだったぐぅ(@guustudio)、非参加者にも関わらず高クオリティの動画をライブ形式で配信し続けてくれためぐ氏(@mochimon_meg)、キービジュアルを担当し竜人祭をPRしてくれた煮こごり氏(@moguru_taberu)、そして令和の時代に熱い戦いの場を提供してくれた皆様にスペシャルなリスペクトとBIGなLOVE&PEACEを送りたい。

本当にお疲れ様でありがとうございましただ。

竜人杯は昨年末のチャレンジカップで優勝した実力者を集めた大会で、強者が集っていたことは間違いない。

が、関西の大型大会とバッティングしていたことや、リモート環境での開催ということもあり、どう考えても俺より格上のSSS級のプレイヤーが数名欠けていたのは言うまでもないだろう。

加えて新弾発売翌日ということでデクスモンがあまり研究されておらず、採用枚数や使い方が割れていなったのも追い風だった。

「コントロール」のカテゴリだけでも一休氏やUMA氏、織原氏や関西のコントロールマスター達、アーキタイプクリエイターの天才master氏等、俺より理解度が深く格上のプレイヤーは両手で数えきれない程いると重々承知している。

俺はまだそれらのプレイヤーの足元にも至れていないと考えている。勝因は複数の幸運と「妻から授かったデクスモンで勝ちたい」という……そう、いわば「愛」

 

言い換えるならば

 

LOVE

 

愛の力と幸運が偶然かみ合った奇跡のようなものだと思う。7連勝は流石にできすぎている。事実翌日の豆助杯ではぐぅのアーマーシャッコウにぼこぼこにされている。

まぁ……なにはともあれ9弾環境は始まったばかり……! 俺たちの戦いはこれからだ! たくさん戦って切磋琢磨しっていこうぜ!

Twitterでたくさんのお祝いメッセージをいただいたが、Twitterで返信すると「まとめサイトとはこうあるべきニキ」からクレームをいただくのでこの場で返し〆たいたいと思う。

ニキ、うるせーよ、お前の分度器みてーな物差しを俺にあてるんじゃーねーよ、俺は歌って踊れるまとめ野郎なんだよ。

コメントくれたみんなへ

そう。俺は超イケてて、COOL BOY で HOT で スマートなナイスガイでユニークかつエキサイティングでスゲーんだよ、もっと媚びて讃えろ。

以上、FIN

~~~~大会後居酒屋~~~~

つっま「今日はどんなデッキを使ってたの?」

俺「コントロールってデッキでね……こう……相手の動きや行動を……コントロールするのさ」

つっま「そう……何であなたは自分のカロリーコントロールはできないの?」

真・END

-大会・イベント/レポート, 雑記/コラム

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