2020年4月23日に新生デジモンカードがスタート、3種のスタートデッキが発売された。
その辺りからSNSのタイムラインで度々見かけるのが「Lv6(究極体)ビートダウン」
戦術はシンプル、Lv2デジモンを進化させ、育て、苦労の末Lv6にたどり着かせるのではなく
「初手、Lv6!!!!(ドン!!!!)」をブッちかましたろう~という、、、なんつーか、気持ちのいい、なんとなく、そんな感じだ。
一週間たった今では「やっぱロマンかもしんねェ」とささやかれている戦術、環境で戦えるのか? 考えてみました。
(まだ環境なんてないんだけどね。)
もくじ
Lv6ビートダウンを動かしてみると
ストラクに近い「各Lvバランスよく採用する構築」と対戦する前提で動きを想定してみる。
名称略しないと長くなるのでこちらを参照
- C:コスト
- H:手札
- M:メモリー
例1 Lv6ビートダウン先攻 初動コスト10 Lv6登場
1ターン目
ビートダウン側のターン
- 育成で孵化
- C10でLv6登場(M-10)
- エンド
このタイミングの各盤面
盤面:メイン1枚(Lv6)育成1枚(Lv2)
手札:4枚
セキュリティ:5枚
盤面:なし
手札:5枚
セキュリティ:5枚
2ターン目
バランス構築側が動きます。
- ドロー(H6)
- 孵化C0 進化1ドロー(残M10 H6)
- C2 Lv4進化1ドロー(残M8 H6)
- C3 Lv3登場(残M5、H5)
- C2 Lv4(ブロッカー)進化1ドロー(残M3、H5)
- C3 Lv3登場(残M2、H4)
- C3 Lv3登場(残M-1、H3)
- エンド
ブロッカーは上振れで出せれば〇として、このタイミングの各盤面
盤面:メイン1枚(Lv6)育成1枚(Lv2)
手札:4枚
セキュリティ:5枚
盤面:メイン3枚(Lv4ブロッカー、Lv3、Lv3)育成1枚(Lv4)
手札:3枚
セキュリティ:5枚
ビートダウン側がターン中にしたのは「登場」1回のみ
それに対し、バランス側は「3回進化」「3回登場」「3ドロー」と9回仕事をした。
3ターン目
ビートダウン側の2ターン目
- ドロー(H5)
- 育成はスキップでメインフェイズ
- Lv6でセキュリティアタック
- C10でLv6登場(残M-9)
- エンド
盤面:メイン2枚(Lv6:レスト、Lv6)育成1枚(Lv2)
手札:4枚
セキュリティ:5枚
盤面:メイン3枚(Lv4ブロッカー、Lv3、Lv3)育成1枚(Lv4)
手札:3枚
セキュリティ:4枚
メモリーを20与えるということ
Lv6ビートダウン側は、Lv6が2体並び威圧感ある盤面・・・! と見えるが
バランス側はメモリーが9もある、Lv4をLv6まで進化させたとしてもメモリーはあまるので、ターン終了せずに、レストデジモンを攻撃で消滅させされるし、進化で2ドローしているので手札も減っていない
ここまでにドローは7回しているので、除去や後続を引いている確率も高い
セキュリティがたった1枚壊れてるだけで超余裕の状態。
例2 Lv6ビートダウン先攻 初動Lv3進化後コスト10 Lv6登場
パターン2、Lv6側は若干構築を変え、Lv3・4を数枚採用し、相手は引き続きバランス構築パターン
1ターン目
- 孵化C0 進化1ドロー(残M0 H5)
- C10でLv6登場(残M-10)
盤面:メイン1枚(Lv6)育成1枚(Lv3)
手札:5枚
セキュリティ:5枚
盤面:なし
手札:5枚
セキュリティ:5枚
- ドロー(H6)
- 孵化C0 進化1ドロー(残M10 H6)
- C2 Lv4進化1ドロー(残M8 H6)
- C3 Lv3登場(残M5、H5)
- C2 Lv4(ブロッカー)進化1ドロー(残M3、H5)
- C3 Lv3登場(残M2、H4)
- C3 Lv3登場(残M-1、H3)
- エンド
盤面:メイン1枚(Lv6)育成1枚(Lv3)
手札:5枚
セキュリティ:5枚
盤面:メイン3枚(Lv4ブロッカー、Lv3、Lv3)育成1枚(Lv4)
手札:3枚
セキュリティ:5枚
- ビートダウン側の手札が1枚多い
- ビートダウン側の盤面は育成エリアにLv3が1枚ある
ビートダウン側の2ターン目
- ドロー(H6)
- 育成エリアのデジモンを登場させる
- (仮)メモリー1なので、Lv4への進化、Lv3・4の登場をさせるとターンが終ります、なのでLv6でセキュリティアタック
- C10でLv6登場(残M-9 H4)もしくは C2でLv4ブロッカーに進化 ドロー(残M-1 H6)
- エンド
盤面:メイン2枚(Lv6:レスト、Lv6)もしくは メイン2枚(Lv6:レスト、Lv4ブロッカー)
手札:5枚
セキュリティ:5枚
盤面:メイン3枚(Lv4ブロッカー、Lv3、Lv3)育成1枚(Lv4)
手札:3枚
セキュリティ:4枚
若干動きがよくなるがデメリットも
Lv6ビートダウンにLv3・4を採用し、Lv6の守護とドローをできるようにする場合、メリットもあるが、以下のデメリットもあると思いました。
- Lv3・4何枚採用するの? 構築が難しくなる
- 初手でLv3を引けないとどのみち事故る、初手率は4枚なら約35%、5枚で約42%、6枚で約48%、7枚で約54%、8枚で約59%…約80%の確率で引くには13枚採用する必要がある。
- で、ブロッカー何枚入れるの?
- Lv3・4散らしてドローして、ブロッカー置いて…状況見てLv6!って普通のデッキの劣化ムーブじゃ、完全体の進化元効果使いたくね?
- そもそもメモリーを大量に与えることが危険
- あくまで不意打ち戦法。なので流行れば除去の採用枚数が見直されるようになる
まぁでも回ったら強いと思う。ブロッカー横に並んでLv6がドン!ドン!!ドン!!!っていたらどうしようもないもん。
言いたいこと
何が言いたいかって「ドローでデッキ掘れないと最初の5枚で勝負しないとならないじゃん」ってこと。
初手にほしいカードがある場合、50枚デッキで4詰みなら初手率は大体35%
しかし、5回進化してドローを5回していれば、その間に引き込める確率は60%
全然違う
前述のシミュレーションは「Lv6ビートダウン側が先手+初手C10 Lv6 孵化デジモン進化なし」の場合だし、環境初期は後手有利ゲーになりそうだしで何かしらの利点は見つかると思うけど、それでも根本の問題は解決できないなと思いました。
コストをガクっとさげれるカードが登場したら話は別かもしれない。